「矢吹優です。」
というと、気安く「優ちゃんねー!」と名前を呼ばれた。
しかも、ボディタッチ。
「ちょ、優に触んな!」
「えーいいじゃん、
友だちになったんだし!」
そして、今野君は下を向いた。
「あの、どうしたの?」
「脚.......。」
その瞬間、気が付いた美子はまた殴った。
「どこガン見してんのよ!」
どうやら、私の脚をガン見していたみたい。
でも、憎めないこの気性。
「ごめんごめん!」
不覚にも、笑顔が素晴らしいと思ってしまった。
だって、そうだよね。
美子の血縁ですものね。
言いたくないけど、かっこいい。
顔は爽やかだから喋らなきゃいいのに。


