ドアレールの上に足を乗っけていて、もう図書室から出ようとした寸前に、後ろから私の名前が呼ばれた。
しかも、その声は
聞き間違えることは無い、陽の声。
「何で............いつから、ここに??」
そう、私の後ろ──つまり、陽は図書室に居た。
「俺は、前の授業くらいからここの隅っこでサボってた。さっきまで寝てたんだけど、西って奴が入ってきて起きた。
そしたら、優も来た。」
「......いるなら言ってくれれば.........。」
「言い出せる雰囲気じゃなかった。」
少し、声のトーンが低いような。


