私は、さくらちゃんに今までのことを話した。
陽が昨日、他の女の子とキス、してたことも.................。
「うん、うん............。」
時折さくらちゃんは相槌を打って聞いてくれた。
「...............分かった。」
話し終わると、最初にそう言った。
「今までのその──陽くん??は、
優ちゃんから見たら“冷たい”って思うことは、その人なりの愛情表現と思うよ。
優ちゃんからしたらそんな根拠もないことって思うかもしれない。
知ったようなことを言わないでって言いたいかもしれない。
でも、客観的にみると、陽君は優ちゃんが好きだと思う。
だって、今までだってそうだから半年続いてきたんでしょ??
陽君に言い寄る女の子もいて、今回みたいに敵が現れたこともあったみたいじゃない。
それでも、結局今のこの現状が結果だと思う。
つまり、陽君はいつだって、優ちゃんを選んでるじゃん!!」