次の日ー
私は昨日のことを、葉月にメールで相談した。


昨日廊下で「彼」に出会ったこと、彼と会話わ交わしたこと、彼の笑顔が忘れられないことー


その全てを、一通のメールにのせて、思い切って打ち明けた。


すると、間もなく葉月からの返事がきた。


えー、なになに?


『えー!!それって絶対恋じゃん!
 愛奈もやっと恋に目覚めたんだー♡
 私応援するから、何でもいってね♪
    ☆葉月☆』


結論は、出た。


これは、紛れもない、恋だ。


だけど、相手は受験生。


それも、残り100日もない。


そんな人に、どうやって好きだというの?


あの人に、迷惑はかからないのーー?


私はもう、その時にはわかってた。


この恋は、実らない。