『じゃ、城崎、元気でな。』


この言葉が最後になり、電話は切れた。


涙が出そうになった。


私は、篠原くんのために頑張ってきた。


彼が叶えられなかった、最難関の夢を叶えるために。


でも、篠原くんに、あんなこと言われちゃった。


もう彼に会うのも、声を聞くのもできないなら


私に頑張る理由がなくなっちゃうよ・・・