竜平side. 「うぅ...」 福本竜平です。 とても頭が痛い. 「竜平 大丈夫か? 唸ったりなんかして」 友達のこいつ、金村大地の それほど高くもない声が 頭に響く。 「保健室行ってくる」 「そうしなー。」 ...... 「失礼します。」 「あら竜ちゃん」 「ちわっす!」 養護の先生で俺の部活の 顧問でもある有村先生。 「どうしたの?」 「頭痛くて...」 「珍しい、 熱測って」 「はい」