今出会ったばかりの見知らぬ人に心情を読まれて少し悔しい 悔しさと彼に振られたあの悲しさが込み上げて止められなくなり涙が零れた こんなところ…見られたくないのに… すると彼はそれに気付いたのか、私を見るのをやめ、猫に目をやった 「この猫、放って置いたら死んでしまうかもな」 わざと話題を変えてくれたのだろうか 私が涙を見られたくないのを察してくれたのだろうか わからない。 でも悪い人ではないのは確かだ