「お前、猫と喋ってんの?」 公園の点灯のおかげでなんとなく顔がわかった 年齢は同じくらい。キリッと顔が整っていて身長も高い 見とれそうになるほど綺麗な顔… どこかで見たことがある顔… 「貴方に関係ないでしょ」 私はそっけなく返事をして、そっと視線を猫に戻した 「いまにも泣きそうな顔をしている」