雄馬はそれだけ言うと静かに階段を上がって行った お礼…ちゃんと言えなかった… でも今はそれどころじゃない 私は止まる事なくそのままホテルを出て私のクラスが泊まっているホテルへ向かう 「な、なんとか無事に着いた…」 ここまでは無事についたとしても、ここからが一番の問題だ… 「加奈…怒ってるだろうな…」 恐る恐る部屋の扉を開ける 私に気付いた加奈は一目散に近付いてきて、私をギュッと抱き締めた 「心配したでしょバカ。電話にも出ないし何かあったのかと思ったわよ」