零央は美柚を傷付けないように、ある嘘をついている


愛のある、優しい嘘


でも、もし美柚がこのことを知ったらこう言うかもしれない…


″優しい嘘はいらない。欲しいのは真実だけだ″、と


零央の嘘に合わせた私も共犯だ


怒られるのならば共に怒られよう


零央は本当に美柚を大切にしていて、あの子のために努力している


それに協力してあげたいと思った