「俺は先にホテル戻ってるから。美柚も早く戻った方がいい」 そう言って雄馬はホテルの方へ向かう 「待って…」 その声はザザーっと波の音に消され儚くも届かなかった 一瞬私の方を振り返った雄馬の顔はとても悲しげでな表情をしていた 「それだけじゃわかんないよ…雄馬…」 ここに1人でいても仕方ないので、私も静かにホテルへと帰った 部屋へ戻ると加奈はもう起きていて私を発見するなり大声をあげた 「こら美柚!どこいってたのよ!」