「お前、やっぱり俺のこと知らなかったんだな」 くっくっ、と彼は優しく、またどこか切なげに笑った 「もしかして同じ学校?!」 「そうだよ。案外近くにいるのにお前、いっこうに気づかないでやんの」 彼はまた無邪気に笑った 「といっても、最近転校してきたんだけどな。1年くらい海外いっててさ」 知らなかった。こんなかっこいい人がうちの学校にいたなんて… 「まぁそれもそうか、お前は彼氏しか見えてなかったもんな」