それからはずっと週末に
俊哉からの誘いがくる
部屋で遊んでも何もしない誠実さ
親ともどんどん仲良くなっていく
「俊哉はだーりんにはなれない?」
次第に抑えれない感情が
もうむき出しなってる自分がこわい
「俺はなりたいよ」
なにそれ。嘘つき。
ぢゃ今すぐこっちにきてよ
そんな時に神様ってチャンス
本当にくれるんだね
夏果からのLINEがきた…
“俊哉がね!俊哉があんたと、付き合いたいんだけどどうしたらいいって来たよ。俺ら親友だから…って裕一にも話してたらしいし確実ぢゃん!”
思いがけない言葉に胸が躍った
俊哉信じてもいい?この言葉。
思い切って俊哉に連絡をいれる
“俊哉…沙奈の事すき?”
ドキドキして返事を待つ時間
いつもの倍は感じる時間
通知音がなった瞬間食いついた
“優しくて好きだよ”
“沙奈の事どう思ってる?”
俊哉からはすぐに返事がきた
“沙奈バレバレ。俺も好き”
“ぢゃあ付き合ってくれる?”
“沙奈ごめん。まだ付き合えない”
明らかに動揺が隠せない
なんで?まだ未練があるから?
次に会う約束には莉子がいる
莉子に取られそうで怖かった
それでも俊哉は私だけに
話してくれて手を触れてくれた…
俊哉お願いだよ早くこっちきてよ
