ずっと途絶えなかった連絡も
自分から途絶えた
苦しかった黒い闇に包まれたみたいに
その日から学校が苦痛になった…
ある日莉子から思いもよらない
言葉きいた…
「ねぇもう飽きちゃったよ…」
え?止まらない怒りと悲しさに
自分でもわからないくらい腹が立つ
「それって好きぢゃないの?」
「わからない。別れたい」
そんな会話が永遠と続く
怒りが込み上げた瞬間
もう逃がして欲しいこの苦しさから
私はとっさに授業が始まるのに
トイレへと逃げた
莉子は何も気づいてない…
気づかれたくないけど気づいて欲しい
そんな時にLINEの通知音がなった
“今日沙奈に会いたいから会える?”
嬉しさがたまらなく溢れた
“俊哉好きだよ…”って送りたい
それも打っては消して
“会えるよどこで会う?"
すぐに帰ってくる返事…
“×××駐車場で待ってる”
俊哉会いたい学校なんて早く終われ
そう思いながら長く感じた授業
ホームルームが終わりすぐに
その場所へ走った…
この時からちょっとずつ
ちょっとずつ二人の未来も変わってた
