莉子が私に微かに微笑んだ
ずっと病んでる莉子だったのに
怖さが勝つ 聞きたくない…
いつからこんなに弱くなったんだろ
「沙奈…告白してみよと思うの」
え?困惑してしまった
「そおなんだ〜いいぢゃん!!」
無理に笑顔作る引きつってないか
なんてどうでもいい…逃げたい
目の前で俊哉に告白の連絡をいれる
やめて…俊哉
あんだけ優しくしてくれたのも
莉子だけの内容なのに初めて
名前で呼んでくれたのも
全部が全部ただの無意味に感じて
怖さすら覚えた
俊哉の返事がきた瞬間
俊哉からの“戻りました”と
莉子からの笑顔で“戻れたよ”だった…
