あなたとの出会い
私はしっかり覚えてる
あの桜舞い散る入学式―――

「ドンッッ」
この渋い音とともに私の恋は動きだした
「痛ッッ」
「あっっ。すいません」
「こちらこそすいません」
私は彼を見た
彼を見た瞬間私は恋におちた
その人は見た目私とおんなじ制服を着ていて
私と同じか、ちょっと大きいぐらいの年で
背がスラッッと高く、なんといっても
誰が見てもカッコいいといえる顔立ちだった
私は、その人をボーっと眺めているとその人が
「なに??おれの顔になんかついてる??」
笑いながら言った彼に胸がキュンときた
「あっっ。いや。なにもついてません」
「ならいいんだけど・・・」
「そういえばいいの??もぅこんな時間だけど」
彼がさしだしたての腕時計は、8時・・・
って
きゃ~~~~~ぁ!!!!
初日から遅刻ってマヂありえないんですけど~~
えっと、入学式の受付の時間が8時10分まで・・・
なんとかここからだったら、走れば間に合うかも・・
「本当にすいませんでした。では急ぐんでさようならぁ」
そのまま私は無我夢中で今日から通う中学校へ急いだ