熱い日差しに起こされた美空は自分が眠りに落ちていたことに気が付いた。
一週間見続けた真っ白な天井。今日でお別れだ。
隣にある目覚まし時計に目をやるとAM10:25
と表示してある。
午前中に退院出来ると言っていたのを思い出し、数少ない荷物をまとめ始めた。
パジャマも数着売店で買ったものを袋につめ、それと交換で洋服を取り出す。
「あっ…」
ここに運ばれてきた時の服しかない。それもドレス…
膝の上に広げたものの、この真っ昼間からこれを着て歩く勇気…ゼロだわ…
「どうしよう…」
ドレスを握りしめ、このままパジャマでタクシーで家まで帰るか、ドレスを着てタクシーで帰るか…迷っていると
「飯田さん、入ってもいいかな?」
ベッドの周りをカーテンで仕切っていたためその向こうから星野先生の呼びかけが聞こえてきた。
一週間見続けた真っ白な天井。今日でお別れだ。
隣にある目覚まし時計に目をやるとAM10:25
と表示してある。
午前中に退院出来ると言っていたのを思い出し、数少ない荷物をまとめ始めた。
パジャマも数着売店で買ったものを袋につめ、それと交換で洋服を取り出す。
「あっ…」
ここに運ばれてきた時の服しかない。それもドレス…
膝の上に広げたものの、この真っ昼間からこれを着て歩く勇気…ゼロだわ…
「どうしよう…」
ドレスを握りしめ、このままパジャマでタクシーで家まで帰るか、ドレスを着てタクシーで帰るか…迷っていると
「飯田さん、入ってもいいかな?」
ベッドの周りをカーテンで仕切っていたためその向こうから星野先生の呼びかけが聞こえてきた。


