目覚めた私が見たものは 血に染まった部屋と、 動かなくなった両親だった。 「え…」 お母さんの頬に触れた。 とてもとても冷たい。 信じたくない。 「お母さん…起きて」 「お父さん…どうして目をあけてくれないの?」 「やだ…いやだよ……ぃやあああああっ!!」 そのまま、意識を失った。 これが私の最後の記憶。