「流愛....、待てよ....」 俺は重い体を起こした。 ようやくハッキリ、見えてきたころ俺の前には誰もいなかった。 やっぱり、俺の幻覚か.....。 流愛がこの世にいるワケないもんな...。 「ヨーちゃん」 え...? 今....、誰が言った? 「流愛か? どこだ?」 「保健室の外にいる.....」 保健室の外.....?