1-2の教室の中から懐かしい先生の声がきこえた。 「今日は転校生がきます。 城ヶ崎さん、入ってきてください」 ____ガラッ 私は教卓の前に立つ。 「えっと....雛ぎ....城ヶ崎愛流です。 よろしくお願いします」 窓際に目をやるヨーちゃんの姿が目に映る。 それを見て泣き出しそうになった。 おっと....泣いちゃダメだ......。