私が屋上を出ると、すぐそこにヨーちゃんがいた。






「わッ!?
ヨーちゃん? なんで、こんなとこにいんの?」






「た、たまたま通りかかってさ~」






「まさか、今の......聞いてた?」






「聞くってなんのコトだよ~?」







ヨーちゃんの目が泳いでる。





あやしい.....。






「私、放課後、一緒に帰れないから、先帰っててね?」







「は?
もしかしてアイツと付き合うつもりじゃ.....いや、なんでもねー...。」