またなにか大切な物を失うんじゃないかって思った もうなにも失いたくない もう悲しい思いをしたくない 「いっちゃやだ………れん……」 連の赤い髪をぐちゃぐちゃにすると連が戸惑いながら携帯に電話をかける 「あっ……すみません今」