My lover's song




空気の張り詰めた準備室で


しばらく待っていると


準備室のドアがあいた。





「…パス」





疲れ切ったハル先輩が


俺たちに交代を求める。






ハル先輩の話によると


野島はあのハイテンションで


自分の好きな曲について語り続けたらしい。





「俺が反応しなくても喋っててくれたから楽っちゃ楽だったけど…耳が疲れた」





そりゃそうだよな…




蓮矢先輩は出ていかないんだろうなぁ



そう思い蓮矢先輩を伺う。





すると蓮矢先輩は

真剣な表情で言った。




「俺、いってくる」




俺は野島の安全を祈ったのだった。