準備室には
打ち合わせ中の蓮矢先輩とハル先輩がいた。
「お、颯太。おっせーよ!」
「なんか元気な声が聞こえたけど、誰か来てんのか?」
「あ、いや…実は…」
俺は野島のことを説明した。
「で、結人が相手してんのか」
「はい…すっごい王子様スマイルで」
「まぁ、結人はファンの前で本性出さないし大丈夫だろ!めんどくせーし、まかせとこーぜ」
「いや、そこは心配ないけど。その後、絶対俺らに当たるだろ…」
ハル先輩の一言で
三人とも結人先輩の機嫌の悪いときを想像する。
やばい…絶対怖い…
そう思ったときには
もうおそかった。
「じゃあ、遥ちゃんはハルのファンなんだぁー」
「はいっ!本当全部ステキな曲ばっかりで!」
「ふぅーん、じゃあ、ハル呼んで来てあげる。ここでちょっとまっててー?」
「はいっ!ありがとうございます」
最高に機嫌の悪い結人先輩が
準備室に入ってきた。

