……っ!
「あー!もう、なんすか!俺は何をすればよろしいんでしょうか!」
「ぶっ…!」
あーあ、
ハル先輩のツボスイッチ入っちゃったよ
「アイス買ってきてー!」
「冷たい飲みもんもなー」
くそっ!
そんな可愛く笑っても可愛くないっすから!
可愛すぎる結人先輩の笑顔に
悪態をつきながら
「…いってきます!」
俺は音楽室を出た。
「「「いってらっしゃーい」」」
先輩達の声を後ろ手に聞きながら
暑い廊下をたらたらと歩いていた。
すると
「颯太、ダッシュ!」
鳴り響く蓮矢先輩の怒号…
…くそっ!
そうは思いながらも
蓮矢先輩の怒号に勝てる訳はなく
自然に俺の足は駆け足になっていた。

