なのに
屋上であんな歌声聞いたら
やっぱ諦めらんねぇ
颯太には
色々偉そうなこと言えても
自分のことは全然できない。
だっさ…
さっきの
轟のビンタを思い出す。
やっぱ
嫌われてんなぁ
だらだらと
音楽室へと戻った。
「颯太、なにしてんだ?」
「あっ!蓮矢先輩!まずいっすよ!野島が!」
「野島?あぁ。昨日のやつか」
「はい、俺が戻ってきたらすでに野島がいて…」
「…てことは」
「はい。結人先輩と2人っきりです…」
「はぁ⁉なにしてんだよ!絶対怒ってんじゃん!」
「だって怖くてー!」
…たしかに
結人はきれると1番こ怖い。
王子の欠片もないほど
むしろ鬼だ。

