なんとなく白李が撫子様に内密な話がある気がしたので外の景色を見たいといい部屋を出た。
と言っても
「私が外の空気を吸いたかったのよね…」
外に出ると心地よい風が吹く。瞼を閉じるとフラッシュバックする。
「蒼士ー!」
「蒼士様」
たくさんの者たちの暖かい声が聞こえる…
「蒼士…貴方はこの場所を大切にしていたのね」
私は蒼士であって蒼士ではない。蒼士の転生で蒼士の記憶が残っていても、それは蒼士の一部の強い記憶だけ。
「はやくこの場所に馴染めるとよいのだけれど…」
チリン。
一人で考えていたら鈴の音が鳴った。
「森の方かしら?」
なんとなく頭に残り鈴の音がした所へ足を運んだ。

