昔の昔、遥か昔。

未だ大地が凛々しく木々は隅々にお生い茂り精霊たちと人々が共存していた。

人々は全ての物に感謝をし、祈りの力を信じていた。

そしてそれを統べる者がいた。

その者は強大な力を持ち全ての祈りをありとあらゆる物に与え、祈りを統べていた。

しかし、ある邪悪なる者が現れた。

その者は全てを欲し、やがて争いが始まった。


人々は憎み合い、恨み合い、傷つき、傷つけ合い…


大切な者を失ってゆく…


「蒼士ー!!!!!!」