息が切れる。
心臓が爆発しそうな程激しく打つ‥。



私はお姉ちゃんが、担ぎ込まれた大学病院へ向った。



お姉ちゃん…



お姉ちゃん…



どうか…



どうか無事で生きていて…



お姉ちゃん…



お姉ちゃん…!



ハァハァ…



私は、河上真紀子と書かれた部屋を見つけ…


部屋に飛び込んだ…





≦ピッピッ…ピッピッ…≧




静かな部屋に心電図の音が鳴り響いていた…


お姉ちゃん…



お母さんが泣いている…



『お母さん…』



『ま…真弓…』



『お姉ちゃんは…どうなの?助かるの?ねぇ…』



母はお姉ちゃんを見つめる…