静かな涙【完】

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次の日の朝―――



一階から楽しげに話す、話し声が聞こえて来た。



私は制服に着替え、寝起きの顔でボンヤリとしながら一階へ降りる…



『アハハ…じゃぁ…行こう~浩ちゃん!』

『気をつけてね』

「行って来ます」


階段を降りた瞬間…



浩司さんと目が合った。
お姉ちゃんとお母さんも私の方へ振り返る…



私は…



いつもなら、すぐ目を反らし、作り笑顔でも振り撒いて
『行ってらっしゃい』と言うだろう…



だけど…
今日は………



私の心の中で叫んでいるんだ…



浩司…私、昨日言いたかった事まだ沢山あったんだよ…



浩司…私、宮崎君と付き合うかもしれないよ…



ねぇ……私、誰かのモノになっちゃうんだよ?



もう取り返しつかなくなっちゃうんだよ…



ねぇ……浩司――――!




お姉ちゃんとお母さんが怪訝な顔で私を見つめる…