静かな涙【完】

私はゆっくりと歩き始める…



その時、浩司さんが私を呼び止めた…



「…真弓ちゃん…少しだけ…話さないか?」



私は振り返る…



仕事がまだ残っていたけど…


私は頷いた…。




浩司さんの隣に座る…



「……」




『……』




長い長い沈黙が流れる…



言葉が見つからないってのはこういう事を言うんだな…




ボンヤリとそう思いながら、私は泳ぐ部員の姿を見つめた…