生徒が見えなくなったらすぐにこいつは手を離した。


「お前手あせやばい。」

余計な一言つきで。


「うるっさい!人間なんだから汗くらいかくし!!」


「お前の汗はキモい。」


ってはぁああああ!?

「汗はキモいものですー!じゃあ何!?カバみたいにピンクの汗だせってか!?」


でねーよっ!


出たところであんたには見せないしっ!!



「お前なあ、ピンクの汗の方がキモいわ。お前のだとなおさら。」


あぁん!?


「はー、そのキモいやつの手を握ってきたのはどこの誰でしょうね!こんなキモいやつと繋ぐ位だからそいつもキモいんでしょーけどっ!!」



言った!いってやった!!


こいつは呆然としている。


言い過ぎた??


いやいや、こいつはそんなことで傷つくようなやつじゃない。


「俺だって繋ぎたくないけど一応彼女だし?」


そういって、あたしの顔をのぞきこんだ。


ドキッ