さっきの男の人は私の後ろで男の人に話しかけている様子。

私じゃなかったんだ...
てか、私と同じ名前の人ってどんな人だろう？

と思い、パッと後ろを見たら...


女に囲まれながらさっきの男の人と喋ってる超イケメンの人がいた。

（かっこいい....）
この時から私は好きになっていたのかもしれない。

イケメンを初めて知り、ちょっと興奮気味の私はイケメンのことを紫に話した。

すると、
「あー、そいつはたぶん倉田 日向〈kurata hyuga〉だと思うよ？」

「倉田日向？」
「そう。倉田くんは入学したてから同級、先輩から注目浴びてて、しかも学年主席で入学、話しやすい性格からか知らないけどあいつの周りにはいっつも女女女。しかも、可愛い子ばっかの女好きのやつでございます。」

「ほー、凄い情報ありがとうございやっす」

｢いえいえ。って、なんでそいつのことを？」

紫にそう聞かれさっきのことを話した。

「あー、確かに名前一緒だねー、てか入学式の入学生代表の挨拶見てなかったの？」

「え？確か、その時ー....寝てました。テヘッ。」

「テヘッて言っても可愛くないから大丈夫よ。
でも、姿勢よく前向いてなかった？
その時姿勢いいなーって思ってたけど...」

「あぁ、私そんな風に寝れるの」
「いや、器用すぎるでしょ。」

というツッコミを聞きながら、思っていた。
そりゃ知らないはずかー、でもかっこよかったなぁー...