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いつもと同じ朝。

…‥ヤケに女子が騒がしい。

「………?」


「あっ、いたー!菜々ちゃん!」

って私!?

というかこの声は………



「……新太先輩」


「ちょっとイイ?」


私が返事をしないうちに、うでを掴まれつ引っ張られていく。

「ちょっ…」

連れて来られたのは、空き教室。


「…なんですか」

いきなり、壁に押し倒される。


…‥‥…唇と唇がかさなった。

触れるだけの、一瞬のキス。

「…‥先輩?」


「俺さ、菜々ちゃんのこと、好きになってた」


「……へ?」

突然の告白だった。


私の彼氏は要。
私は要のことが好き。

…のはずだ。


はずだったのに。