「神宮司くんは....彼氏だよ。でももう違うかな....」
「別れたの?」
「どうだろう、飽きられたのかな....あんな過去がなかったらうまくいってたのかな....」
自然に大粒の涙がこぼれてくる
「梨奈....俺が守ってあげるよ。年下で頼りないかもしれないけど....」
「ありがとう、洸太。でも、洸太を利用するようなことできないよ。あんな過去....受け入れてくれるはずもなかったのかな....自分から神宮司くんに言えなかった....」
「俺なら梨奈を受け入れられる。波留先輩より俺のが梨奈のこと知ってて辛い時は支えてあげられる」
「うん、気持ちはすごく嬉しいよ。」
「俺、東京行くから。光の高校からサッカーの推薦来てるんだ。」
洸太は小学生の時から優しかったな....
いつも泣いてる私を静かに抱きしめてくれたよね


