「これは私の美優への気持ちと感謝とか…。」

「私ね美優と出会えてよかったと思う。神様にも感謝してるの。美優と出会えさせてくれてありがとう。
 ってね。美優とは大親友。美優とはずっと一緒にいたい。一緒にいれると思ってた。
 学校で美優の病気の話を聞いて、とても…ていうか…しん…じ…られ…なくて…。」

愛実の目に涙が浮かんで 今にも 流れ落ちそうだった。

それを 見てると 私も泣かずには いられなかった。

愛実は 流れてきた 涙を強くこすり こっちを見て 話を続けた。

「本当に ショック…っていうか 美優は小さい頃からの大親友 だったから…
 友達を失うっていうことを決めつけてた…。でも、私ね 美優がいくら 学校こなくても
 死ぬということを 覚悟して 泣き続けて 美優に明日が見えなくても…
 私ね 自分が泣いちゃダメ。一番辛いのは 美優だし、私が 美優の明日を決める権利が
 ないと思うけど… 私、美優が 大好きな…の…。たった一人の親友だとおもって…るの…。
 いくら、美優が もう、私はどうせ死ぬんだ。とか 明日はない。と 思ってても
 私は 美優と明日を生きていきたい。もしかしたら、美優の寿命が もたなくても
 最後に一緒に笑いたい。一緒に諦めずに戦いたいの。だから、お願い 明日を信じて 
 楽しく すごそう?簡単なことじゃないけど、私はそうした…い。」

話してる間も 愛実の涙は 止まらなかった。一生。

そしたら、私も

「ツゥー」

肌に涙がこぼれた。 その後は 膝や 涙を ふく腕までも 涙が

「ツゥー」

と 落ちてきた。

私は生きてて いい存在。 諦めなければ 寿命は のびる。生きる価値はある。

と いうことを 愛実から 学んだ。

「ありがとう。愛実の言葉で目が覚めた。生きる価値のない 人間なんていない。
 私 一生懸命 生きるから そばにいてくれる?」

とたんに愛実の顔が 笑顔に 溢れた。

「もちろん!!ずっと、近くにいるっ!頑張って生きようね…。」

二人の顔にまた、 涙が流れ落ちる。

笑顔で涙。

私は たった一人の 大親友 愛実から 生きる勇気と 明日の希望を もらった。