~8月中旬~
涼に振られて友達にも
はげまされてなんとか立ち直った。
いつもそばで慰めてくれた紗羅に
ほんと感謝だね。
今日も朝から涼におはよーって
言ってクラスの人と恋バナしてた。
そしたら、紗羅が急に…。
「桃華!!クラスの誰かと付き合いなよ!!』
「えっ?!…。」
『いつまでも涼のこと引きづらないの。』
『誰かいーやつ探そー。』
って言って。私の手を引っ張って
廊下にいたある友達に話しかけに行った。
『おーい。翔太か聖さぁ。
桃華と付き合ってくれない??笑』
「ちょっ。紗羅何言ってるの!!」
私の言うことを無視して紗羅は
翔太と聖に話しかけたまま。
『えー。やだよ笑笑』
『だって桃華男みたいじゃん。』
って翔太が言ってきた。
「はぁ?!男みたいってなんだよ!!」
『まぁ。言えてるかもね笑』
『てか。桃華エロイじゃん笑』
翔太に続けて聖も言う。
「ちょっ。聖もひどい。」
結局いろいろ言われたあとに
無理やり聖と付き合うことになった。
聖のことは前から涼の事で相談してたし
いろんなことで助けてもらってたから
少しは気になってたんだけど。
なんか気持ちは複雑なまま8月が終わった。
