Petit☆bonheur


しばらくすると、新入生の大群が一気に来て式場の広場は人がいっぱいになった。
まだホールの中には入れないから、みんな写真をとったり親と話したりしている。
それを見て少し切なくなって、それと同時に親と来れたら良かったなとも思った。


ふと前を見ると女の子がいた。
話しかけようか悩んでいると背後から話しかけられた。

「何学科?」

『えっと、N学科』

「そうなんだー!あたしT学科なんだけど女の子いなくて不安だったんだ」

2人で話していると先ほど見かけた女の子がこっちに来た。

「私も話入れてもらっていい?」

3人とも学部は一緒だったけど、2人は学科も一緒だったらしく、あたし1人だけ違う学科だった。

『学科違うのは残念だなー』

「そうだねー」

『いやー、でも女の子と話せて良かった。ここまで女子少ないと思ってなかったから』

「それは思う、しかもなんかもさい男しかいないよねこの学校」

「たしかに」

女子高あがりの私には男の子の基準がわかりませんでした…(笑