8月下旬。季節は夏のおわり。 いつも通り、バドの夜間練習のために 体育館に向かった。 「あっ!」 その声に下にあった目線をあげると ひとりの女の子が笑顔で手を降っていた 「菜々ー!!」 おなじバド部で、かなり細い。 バドパンから覗いている脚はほんと細い。 あーもう羨ましいな!ほんと! 「こんな暑い中、また練習。きついよ~」 「もー帰りたい」 そう言って笑うと、菜々は「うちも」と言って 笑っていた。 *.