「好き。」
そう、谷崎は突然に言った。
私はびっくりして、パッと目を開く。
「えっ」
「好き。俺、梨本が、好き。ヤバいくらい好き。」
谷崎の私を見る真剣な眼差し。
恥ずかしくて、ずっと見ていられなくて、私は目線を下にやった。
どうしよう。
ドキドキが止まらない。
「学校で見かけるといつも笑ってて、友達に優しくて、部活、精一杯頑張ってて。
ずっと考えてた。どうやったら仲よくなれんのかなって。特別接点もないし。急に話しかけて引かれても困るし。
そんなときに、俺の友達がセブンのファンで。梨本のパスケース見かけて。
そっから俺、猛勉強。」
谷崎はそう言って笑って見せた。
