「まだ4時か...」

私はタンクトップに短パン姿でベットに横になる。

左を見るとお母さんが張り切って出してきた浴衣がかけてある。


白地にピンクの牡丹があしらわれたそれは

華やかだけど清楚でとても女の子らしいもの。

私が着て似合うのかどうかなんて考えてしまって、素直に可愛いと思えなかった。


「谷崎、なんて思うかな...」

なんて考えてしまった私はあーと叫んで髪をぐしゃぐしゃにした。



ピンポーン



....誰だろ。今お母さんいないから、出なきゃいけないんだけど、めんどくさいな~。



ピンポーン


....。



ピンポンピンポンピンポンピンポー...


わかったわかった!!出るって!!