【短編】初恋は咲き乱れる花火とともに




「昨日、梨本聞いたじゃん。他に誰が行くのかって。」

「えっあーうん。」

「だからさ、その答え。汐田と林原も行くよってこと。」


...なんだろ。この感じ。優子に相談して、すっかり2人で行く気になっていた私は

拍子抜けっていうか、なんていうか、ちょっとショックに感じていた。

そもそもは私が撒いた種なんだけれども...

なんとも言えない顔をしている私を見て、谷崎がしょぼんとした顔をした。


「梨本、祭り、行きたくない?」

「ううん、行く行く。私もテキトーに誘うね。」

私は急いで笑顔を作り、谷崎にそう伝えた。