――「好きです」


顔を真っ赤にして

私に君はそう言ったよね?


一生懸命で

汚れを知らない君が

私は大嫌いなんだ。


現実は甘くない。


だから教えてあげようとしてた。


「私も、好きよ」


そう言って笑った。


私って何て醜い人間なの。


ただの遊びだった。


だけど

間違っていたのは私。


それに気づかさせてくれたのは

君だった。


ごめんね

ごめんね


何度もそう謝りたい。


だからずっと一緒にいて。