「確かにあなたは
アリスのようだけど
どうしてあなたなのか。

2人が話している所なんて
見た事ないし…」


確かに。

どうして私なんかを
見つけてくれたのかな。





「それは…

愛原さんが俺の姫だから」


「な…七海君!

いつからいたの!?」


「ずっと前。

それよりどうですか?

これ」


七海君は白いタキシードに
身を纏っていた。

本物の王子様みたい。

不覚にもそう思ってしまった
自分がいた。