『姉さん、その本読んでもいい?』
「いいわよ」
『ありがと』

今姉さんから借りた本を読もうと、座ろうとしたところにメイドがやって来た


「お嬢様、お坊っちゃま、何か飲み物をお持ちいたしましょうか?」
「じゃあ私はアップルティーを」
「かしこまりました。お坊っちゃんは?」
『姉さんと同じものを』
「かしこまりました、ではしばしお待ちを...」

一礼してメイドが屋敷に戻っていく

『姉さんってアップルティー好きだよね』
「あら、甘くて美味しいじゃない」
『まあ美味しいけどさ』