「はぁ“嘘”!?ぎゃあハルジュースこぼれてる!」

「声が大きい!」


まさかここまで驚かれるとは思っていなかった。

おそらく廊下まで響いただろう大声、さらにはボトルのジュースまでこぼす始末。

「服は無事だ。え…じゃあアイツと有理付き合ってねぇってこと?」