溺愛レッテル

「?」

掴んでいた嶺の服をさらに握りしめた。

言ったらどうなってしまうだろう。
「ふぅん」で終わってくれれば気が楽だけれど、嶺はきっと本気で聞いている。

「有理?」

「…中学3年のとき、クラスにすごく好きな人がいたの」

「…」