玄関が開く音が独り言を遮り、そこから嶺が現れた。
ジャージともパジャマとも似つかぬ部屋着を着て、ドアにもたれ掛かっている。
額には冷却剤が張り付いていた。
「本当に風邪ひいてたの…」
「嘘で風邪ひく奴がどこにいるんだよ。それより何で家いんの…」
ジャージともパジャマとも似つかぬ部屋着を着て、ドアにもたれ掛かっている。
額には冷却剤が張り付いていた。
「本当に風邪ひいてたの…」
「嘘で風邪ひく奴がどこにいるんだよ。それより何で家いんの…」
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