1夕焼け

「お前って本当に人間かよ?」「奈美お前なんで喋んないんだよ?」
私は、こいいわれても何も答えない、それどころか、まるで言葉が耳にはいっていないように、黙っている、こんな言葉をいわれても何も感じない。
それどころか私には、
表情がない。
感情がない。
よくいわれてきた言葉、だから私は、誰も信じない。信じたらいつか裏切られる、それどころか、切り離されて、捨てられる。だったら最初から誰も信じなければいい。
それが私の答え。正しいかなんてわからない、ただ心が、落ち着いているような気がした。

いつもの帰り道。私の通っている西星中学校は、都内でも中々頭のいい学校だ。
とくに何かを考えることもなく、空をみると夕焼けがきれいだった。しかしそんな事きにせず家に向かってだたひたすら歩く、まるで外の世界におびえてるかのように、家に逃げる。
「きゃっっ・・・・」痛っ。
「ぉお、わりぃわりぃー、つかお前って西星中学だろ?頭いいんだなあー、ああもしかしてあれか?お嬢様って奴?お嬢様が一人でふらふらしてたら危ないんですよ~」

私は何も答えず、その場から逃げるように走った。

「ただいま」
返事がない、いないのかな?部屋にいこう。
日記、これは毎日かいている、学校での事とかいろいろ・・・口には出さなくたって心には少しくらい感情はある。そんな事を毎日書き綴っている。
6/4
今日は、変な男がぶつかってきた。しかもからかわれたような気分だった。
しかも、すごいチャラチャラしててああゆう人は、絶対ムリ!

そう日記に綴った。
、私の中できにかかっていた。