余命5年と言われて(膠原病)


そうそう、伯母が山の方にも行きたいというので、連れていったり、なんだか私が2人を連れて行くことが、当たり前みたいな感じになっていた。


伯母には息子と娘がいるのだけど、娘は遠くに嫁に行ってるし、息子は放浪の旅を続けていた。


そして、伯父が亡くなり、息子が帰ってきたのだけど、息子は車を売ってしまっていたので、結局私が2人を連れて遊びに行っていたのだ。


私ももちろん疲れていたけど、病気の母親はもっと疲れただろう。


ある日、夕飯はラーメン屋で済まそうと母親とラーメン屋で食べていたのだが、急に母親が苦しみだした。


ヒーヒーと何かを喉につめた感じだった「おかーさんおかーさん!」
私は母親の背中を叩いてみたが、余計に苦しいと言われ、お店の人に救急車をお願いした。


「エヘン」


それでとれたのか?
「もう大丈夫みたい」と言うので救急車は断った。


ラーメンの中には細いモヤシが入っていた。
私も喉につめそうになった。


そのとき、もうダメだ。
喉につめたら死んでしまうと思った。


だけど、モヤシでもないようで、その後も何度か家でも呼吸が止まりそうになることがあった。